キャンプ用調理器具の素材
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キャンプ用調理器具の素材は結局アルミ?鉄?ステンレス?チタン?どれがいいんだ?

キャンプ用調理器具の素材を考える

キャンプで使う調理器具の素材っていろいろありますよね。

アルミ、鉄、ステンレス、チタン、銅なんてものもあります。が、それぞれどう違うのか?どれがいいのか?

それぞれの特徴をまとめてみました。

 

比重と熱伝導率

特徴をみる際に参考にするのは比重と熱伝導率の数字。

簡単に言うと比重は低いほど軽く、熱伝導率は高いほど熱が伝わりやすいということになります。

金属の特性についてはこちらのサイトを参考にさせていただきました。

一般社団法人日本チタン協会

 

アルミ

 

キャンプ用の調理器具としてはメジャーな素材のアルミ。

アルミの比重は2.7

軽くて持ち運びしやすく安価なのでキャンプ向きなんですね。

熱伝導率は220。熱伝導率が高いのも特徴です。温まりやすいためお湯を沸かしたいときにはとても便利ですが、熱伝導率が高いため炒め料理をする場合に火が当たっているところは熱く、それ以外の場所は外気温などでちょっと冷めてしまったりするために結果火の当たっているところだけが焦げやすいということにもなってしまいがちです。

注意点としては

  • 融点が600度程度なので空炊きしてしまうとダメになってしまう(水や食材が入っていれば大丈夫)
  • アルカリ性に弱い
  • 金属が柔らかいため傷がつきやすい
  • 加工してあるものは加工自体の耐久性が低い

ということがあげられます。

 

 

鉄の比重は7.8。熱伝導率は63となっています。

アルミと比べると3倍近く比重が高いですね。重いのがネックで、車のキャンプであれば問題ないですがそれ以外では選択肢から外れてしまうかと思います。

熱伝導率がある程度低く温まりづらく冷めにくいので、全体がじんわりと均一に熱くなってくれて特に肉を焼くときなんかに良いんですね。特に厚みのある鉄素材のものがそういった均一に焼きたいときに役に立ってくれます。

厚い鉄板がなぜいいのか、については別記事をご覧ください。

キャンプ用鉄板は厚い方がいいのか?
キャンプ用の厚い鉄板がブーム! ヨコザワテッパン、男前グリルプレート等々。 キャンプ用のテッパンが人気です。その中には厚さを売りにしているものも少なくありません。 な

 

また、厚い油の皮膜を作ることができるためきちんと慣らしをすればこびりつきづらく扱いやすいものになることも鉄のメリットとしてあげられます。

 

注意点としては錆びやすいため手入れが必須です。鉄製のダッチオーブンに煮込み料理をつくってそのままいれておくと錆びて料理が鉄臭くなってしまったりします。

 

ステンレス


ステンレスは錆びにくく丈夫なのが最大の特徴。

ステンレスの比重は7.9、熱伝導率は16となっています。

重さは鉄とほぼ同じですが熱伝導率の低さが際立っています。

鉄は熱伝導率が低めなのがある種メリットとして働きますが、ステンレスは熱伝導率が低すぎるためになかなか全体が温まらず、結果焼きムラができやすくなってしまいます。

 

一度温まってしまえば冷めにくいため、余熱で熱を通す煮込み料理にはかなり向いています。ダッチオーブン向きの素材ですね。TSBBQのダッチオーブンはステンレスでアルミを挟み込む3層構造になっており、ステンレス製のものよりも軽く熱伝導を良くしています。

 

 

チタン

チタンは加工が難しいため高価ですが丈夫で軽いため人気があります。

チタンの比重は4.5、熱伝導率は17です。(純チタンの場合)軽く、熱伝導率はステンレスと同じくらい低いです。

チタンのフライパンも焼きムラができやすく扱いがなかなか難しいです。実際ちょっとした料理に使ってみましたが火の当たっている中心部だけ焦げてしまいました。

naturehikeチタンパン
チタンのフライパンの使い勝手は・・? キャンプでのフライパンといえば鉄製のスキレットがイメージとしてあります。 登山ではアルミ製の軽量なものを使ったりしますが、チタンのもの

チタンはアルミよりも融点が高く(1600度)焚き火に突っ込んでも大丈夫なので、そういった点ではキャンプ向きですね。

熱伝導率が低いため、チタン製マグカップに熱いものをいれてもカップを手で持てたりします。調理器具よりもコップやお皿に向いた素材なのかもしれません。

 

銅の比重は8.9、熱伝導率は394です。

銅ってなんとなく軽いイメージがありましたが比重は鉄よりも高いんですね。

そして飛び抜けた熱伝導率。非常に熱しやすく冷めやすいことがわかります。

イーグルプロダクツのかっこいいクッカーは底面に銅が吹き付けてありますが、この熱伝導率の良さを利用して底面全体が熱くなるように作られているんですね。

 

余談:こびりつき防止加工について

アルミなどは金属そのままでは肉がこびりつきやすいため、こびりつき防止加工がされているものがほとんどです。

そもそもなぜ肉がこびりつくかというと、肉(タンパク質)と金属の上にある水が結合してしまい、それが高温になると固まるためだとされています。

参考:料理科学の森 – フライパンに食材がこびりつく理由

 

こびりつき防止加工としては代表的なものがテフロン加工ですが、これはフッ素加工の一種で要するに金属と食材の間に一枚かませることでくっついてしまう反応が起きないようにするというものです。

参考:トレンドピックアップ-テフロン加工のフライパンが焦げ付かないのはなぜ?長持ちさせるには?

フッ素加工のものを使うにあたって特に気をつけるべきは以下の点です。

  • 高温にしない(260度以上にしない)
  • 傷をつけない(金属製のものでこすらない)

 

金属の特性を知ると素材選びが面白い

金属の特性を知ると、目的にあった素材を選ぶことができるようになります。

TSBBQのダッチオーブンやイーグルプロダクツのクッカーのように素材の欠点を補う加工に対しても製作者のアイデアと工夫がわかったりして面白いですね。

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