キャンプブームについて
キャンプブームになって数年たちますね。現在のブームが第何次キャンプブームなのか、ということについては諸説ありますが、第2次とか第3次とか言われています。
なぜ今ブームになったのかについて考えた記事はこちらになります。
上の記事をざっくりまとめた内容としては
- SNSでいいねの数を競いたい、ウェーイの人が入ってきた(対象の拡大)
- グランピングもウェーイの人のおかげでブームに
- みんなバーチャルな刺激に飽きてリアルな楽しさを求めている
最近テレビで芸能人の人がキャンプをしているのを見ることも増えてきました。
いよいよブームもピークかなと思っています。
ブームの段階としては
- 好きだという人が少し増えてくる(アーリーアダプター)
- 一部メディアで取り上げられる
- それにまつわるものが増えてくる
- 好きだという人がかなり増えてくる(アーリーマジョリティー)
- 取り上げるメディアが増えてくる
- テレビに取り上げられる
- 好きじゃない人もそれについて知っている状態になる
- そこそこの人もやってみるようになる
- アーリーアダプターの離脱
- アーリーマジョリティーの離脱
- ライト層が離れてブームが冷めていく
ということになるかと思います。
4段階から先はライトファンが爆発的に増えていくことになります。
ライトファンはいろいろなものに飛びつく層なので流動性が高い層です。ブームが冷めていく時に去っていくのもこのライトファンからですね。
今は7段階8段階目かと思います。ブームが冷める少し前の段階です。一般の人に広まると、流行に敏感な人はもう流行遅れだと思うようになり、離脱します。そろそろアーリーアダプター(新しいものをいち早く利用する人のこと)、アーリーマジョリティーの離脱が起こる(起こっている?)のではと思います。
参考:なぜ消費者は流行が終わったと感じるのか -流行消滅要因についての実証分析-
キャンプブームが終わる理由
前回のキャンプブームは消費の移り変わりによって終わったと言われています。携帯電話やインターネットを始め次のものが現れてそちらに消費が流れていってしまったんですね。
今回も例にもれずそういった流れをたどるのではと思っています。
キャンプブームに限らず昨今のブームは急速に加熱しては急速に冷めるということが多くなってきています。情報が多くなり選択肢が増えたことで次から次へと飛びつくべきものがあるためではないかと考えています。
ブームは吉か凶か、終わったらどうなるのか
ブームのいい面としては、関わる企業が増えるために色々な物が生み出されるということです。作れば売れる状態になれば、色々な趣向を凝らしたものがでてきます。競争が起こるために価格や品質の面で消費者として恩恵を受けることも多くあります。
ブームの悪い面としては、ライト層の参入で荒れること、そして何より良くないのがブームが去ることでシーンが枯れてしまうことです。
ブーム中は作れば売れるため、企業としては売れるだけ作ってしまいます。急にブームが冷めてしまうと作ったものが売れなくなるために製造コスト分のダメージを受けることになります。そのダメージに耐えられない企業は倒産をしてしまいますし、耐えられても部門をつぶしたりという方向転換をすることになります。
キャンプ場についても同じく、ブーム中の設備投資が回収しきれなくなりつぶれてしまうところもあるでしょう。
下のリンク先は消えたアウトドアブランドについてまとめられたものですが、その中にはブームが終わることで無くなったものが多くあります。
https://matome.naver.jp/odai/2142530653412594901
新しいものが見られるのは楽しいですが、長続きしてくれなければ意味がありません。そういう意味でいきすぎたブームは悪影響が大きいと考えられます。
ただ、こればっかりは自分たちの努力でなんとかできるものではありませんので、できることとしてはコアなファンでいることくらいかなと思います。ブームが終わることで規模は縮小してしまうでしょうが、アウトドアやキャンプはブームで消費される部分だけではない方がメインの魅力なので、長くキャンプシーンを応援していきたいですね。
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