いよいよ2017年キャンプシーズンに入りますね。
近年キャンプブーム再燃、と言われていますし、実際キャンプ場が混みまくっています。
キャンプは実際楽しいのでブームも納得ではあるんですが、その理由をもうちょっと突っ込んで考えてみました。
読むのがだるい、という人のために要約
- SNSでいいねの数を競いたい、ウェーイの人が入ってきた(対象の拡大)
- グランピングもウェーイの人のおかげでブームに
- みんなバーチャルな刺激に飽きてリアルな楽しさを求めている
SNSの影響
(誰だろうこの人)
SNSの流行で、自分が今どれだけ楽しいことをしているかということをネット上で公開することができるようになりました。
ここで鍵になるのが「いいね」の数が公開されることではないかと考えました。「いいね」の数が分かるようになったことで、その数で競争・勝負ができるようになりました。
今まで自分が楽しければそれでいい、というキャンプの空気には合わなかった「勝負したい派」が入ってこられるようになったということではないかと思います。キャンプの対象がぐっと広がったことを意味するんだと思います。
ここで入ってきたのは、
『コミュニケーション能力が高く、仲間たちとの間での関係やりとりを楽しむ人』
かなと思います。
グランピングとSNS
そこで「いいね」をたくさん稼げるのがグランピング。豪華で楽しそうなこと、写真うつりがいいということはいいねを稼ぎたい「勝負したい派」にとってはとても重要です。
また、「勝負したい派」の人たちにとってもうひとつ重要なのが「他の人が知らなくて自分の知っている楽しいこと」に他の人を招待すること。
自分がグランピングに招待した人たちがリアルにいいね!と思って楽しんでくれることがすごく楽しく、招待された人もまた他の人を招待したくなる、そのつながりでグランピングブームが起こっていったのかなと思います。
グランピングが有名になって「他の人が知らないこと」ではなくなったので、次は自作グランピングで仲間を接待するのが流行ったりするのかなと勝手に思っています。
バーチャルな体験への飽きとリアルな体験としてのキャンプ
今ネットでいろいろな情報を見ることができます。文章も漫画も画像も動画も楽しみきれないほどいっぱい溢れています。そういったバーチャルなものの消費スピードは今ものすごいことになっています。
バーチャルな楽しみがたくさん溢れていることで幸福度があがっているかというとそうでもない。人の脳は一度受けたことのある刺激に対しては反応が鈍くなるようにできています。
バーチャルなものに対して使うのは「視覚」と「聴覚」です。さらにはその場に自分が関係していないので、受けている刺激の幅が広くないんですね。新しい動画や画像を見てもみんなどこかしら「見たことのあるもの」に感じられてしまうようになってきているような気がします。
そういったバーチャルなものに対しての飽きの反動で、リアルな体験・五感を使った刺激の幅の広いものを求めてきている、そういったニーズにはまったのがキャンプなのではないかと考えています。
キャンプシーンが盛り上がるのはいいことだと思うんですが、のんびりとしたい派の自分としてはキャンプ場に人が増えすぎるのも困るなあ、と思っている次第です。
お隣の韓国のキャンプブームについて調べてみた
韓国でもしばらく前からキャンプが熱いっぽい、という話を聞いて調べてみました。
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