ヤマカガシを食べる
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ヤマカガシを食べた話

先日ヤマカガシ(蛇)を食べました。

その時のことを書こうと思います。

 

ヤマカガシとの出会い

いつものようにボウズながら渓流を釣り上っていました。

渓流

岩をのぼり、次のルートを考えていたときにふと横をみると蛇がいました。

赤い模様、ヤマカガシです。

 

ヤマカガシは日本にいる毒蛇です。大人しく人を襲うことはほぼありません。

口の奥に毒歯があるため、毒蛇だということに近年迄気づかれなかったという面白い蛇です。ただその毒はなかなか強く咬まれることで体内出血を起こすとのことで、死亡例もあります。

危険生物MANIAX ヤマカガシについて

 

幸いヤマカガシは襲ってくることはなく、舌をちろちろと出しながらも動こうとしません。

しかし、ヤマカガシにどいてもらわないと先に進めませんし、戻るにしてもかなりけわしいところを上ってきてしまったために戻るのもキツイ。

以前ネットでヤマカガシは食える、と読んだことがあり、これは獲物と考えてもいいのではという思いが沸いてきました。

ただし相手は毒蛇。下手に手をだして咬まれたら大変です。携帯の電波もありませんし。

石を投げることにしました。一度あたり損ねましたが、それでも動かず。ヤマカガシは首のあたりを広げて威嚇してきていますが動きはしません。

二度目の投石で頭にあたり、落ちたところをさらに樹の棒でとどめを刺しました。

仕留めてから分かったのですが、このヤマカガシ、カエルを食べてお腹が重くて動けない状態だったようです。

 

ヤマカガシをさばいて食べる

ここからは蛇の画像、さらにはその蛇をさばく画像がでてきますので、見たい方のみどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、いよいよ調理です。

ヤマカガシ

ヤマカガシです。お腹ふくれてますね。

 

ヤマカガシの毒

ヤマカガシは頭と首回りに毒があるとのこと。頭から10cmほどのところで切り落としました。

その後、ナイフで皮に切れ込みを入れていきます。ナイフはオピネルのナイフを使いました。

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ヤマカガシをさばく

ヤマカガシをさばく

ある程度のところまで切ると、そこからはペリペリッと皮がとれました。

内蔵は美味しくないらしいので取り除きます。

ヤマカガシをさばく

いろいろ取り除くと、ほとんど骨です。肉部分が少ない。

骨は背骨以外は細い骨です。魚の骨みたいな感じです。

 

なお、お腹の中にいたのはやはりヒキガエルでした。

ヤマカガシは毒性のあるヒキガエルを好んで食べるかわった蛇です。

ヤマカガシの首回りの毒はヒキガエルの毒を溜めたものだとか。

 

ヤマカガシに食べられたヒキガエル

半分溶けてます・・カエルを食べるという実績も一緒に解除できるかもと思いましたがこのビジュアルと腹の中で溶けていたということがあいまって食べる気にはなりませんでした。

 

調理です。

ヤマカガシを調理

骨を食べられるようにしたかったので、多めの油で炒めてみました。

炒めててもあまり肉の匂いがしてこないですね。

 

ヤマカガシを食べる

良い色に焼けています。塩味にしてみました。

味は・・しません!無味です。よくもないし悪くもない。鶏のささみっぽいといわれているようですが、鶏よりももっと味がなかったです。

食感は悪くないですが骨ばかりで食べづらいです。それでも食べられるところはいただきました。

次やるとしたらもっと揚げて骨ごとバリバリいけるようにした方がいいかな〜味がないので濃いたれとかあったらいいかも。

 

 

ヤマカガシを穫って思ったこと

まず、普通生きた食材を料理する時には生きているところから直に素材へ変わります。

が、ヤマカガシの場合には台所に生きたまま持ち帰ることができないために、一度殺すという段階をふまなければいけませんでした。ある程度の大きさの生き物を自分の手で殺すということには嫌な感じはありましたし、その部分が人によっては認められないこともあるかもしれないと思いました。ヤマカガシは大人しい蛇ですし今回で言えばお腹が重くて動けないところをこちらが襲ったわけで、善悪の判断でいえばこちらが悪になるんだと思います。

でも、同時に生き物の命をとって食べることっていけないことなのか?蛇を食べる必然性はないにせよ、必然性があって食べるものってなんだ?魚はいいのに?殺されていい生き物とダメな生き物の差ってなんだ?とも考えました。

自分としては、魚牛豚鶏と蛇の間に命の差が見つけられないので、蛇もOKということになったため、今回蛇を殺して食べてみることにしました。

それがペットや人に近くなってきたらどうか?というのは自分の中での課題ではありますが。

 

自分が軽卒だったこと

今回ヤマカガシと会ったのは携帯の電波がつながらないところだったので、ヤマカガシについての知識がほぼゼロのまま対応しました。これは危険だったと思います。身動きがとれない相手だったからよかったものの、下手したら反撃されて咬まれていたかもしれませんし、木の棒で頭を叩くときに首の周りの毒が飛び散って目に入ってしまっていたかもしれません。

自然に入り、そこにいる生き物を穫って食べるのであれば事前にいろいろなことを知っておく必要があったということです。そういった軽卒さがあったことを反省しました。勉強します。

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