ヒルバーグに手が届かなすぎてへんなタイトルを付けてしまいました。
憧れのあのブランド。上の写真のテントは13万円です。
大きなコットンテントが高級なのはなんとなくわかるんですが、サイズもそこそこなナイロン系のテントでそこまで価格差がでるのはなぜか、ということが気になったので調べてみました。
ヒルバーグについて
1971年に創立されたブランドです。創始者の名前はBo Hillberg。ボ?でいいんでしょうか読み方。
ヒルバーグは家族経営なんですね。
その他ヒルバーグの歴史についてはこちらのリンクからご覧ください。
生地の違い
ヒルバーグのテントの生地を見ていきたいと思います。
ヒルバーグのテントのアウター生地にはハイテナシティ リップストップナイロンという生地が使われています。
ハイテナシティとは
テナシティというのは、生地を作るときの繊維の質のことで、それがハイ(高い)ことを表しています。
https://www.naturum.co.jp/special/gregory/index2_4tec.asp
ハイテナシティ生地は強度が高く、引き裂きに強いということですね。
リップストップ生地とは
引き裂きに強い生地のことをリップストップ生地といいます。縦と横に格子状に入った糸があり、例え傷が入っても破れがその糸のところで止まるので大きく引き裂かれてしまうということがない、というものです。
https://www.fashion-press.net/words/732
つまり、ヒルバーグのアウターはそもそも破れにくいし、破れたとしても被害が少なくて済む、という機能性があるということなんです。
さらにそこに両面シリコン加工がされています。それによってさらに生地は強くなり、耐水性が高くなります。ヒルバーグのテントのアウターの耐水圧は5000mm超えです。ポリウレタンではなくシリコンコーティングにすることで、軽さと耐水性のバランスもとれているそうです。
この生地をヒルバーグはKelronと言っています。オリジナルの工夫をして生み出された理想の生地なんですね。
ヒルバーグのインナーとフロア
インナーテントは同じくリップストップ生地に耐久撥水加工をしたもの。
ヒルバーグのテントの特徴としてインナーとアウターが一緒に立ち上がる構造があります。厳しい環境下でいかに簡単に快適なテントを組み立てるかということにもヒルバーグのこだわりがあります。そしてそのインナーとアウターは別々で使うことも出来る仕様。一つテントを持っていれば環境によって使い分けができるように、というのもヒルバーグのこだわりです。
フロアは厚いナイロンにポリウレタン加工をしたもの。強度と高い耐水性があります。(12000〜20000mm)先日アルペンアウトドアーズでヒルバーグのテントをみたときにフロアがツヤツヤしてたのがかっこよくて気になってましたがあれはポリウレタン加工だったんですね。高級感があって見た目にもよかったですが、機能的にも水を一切入れないぞということだったんですね。
ポールの違い
ヒルバーグのテントはDAC社のFeatherlite NSLポールを使っています。
でましたね、DAC。ヘリノックスを作っている韓国のポールメーカーです。
Featherlite NSLポールは、DAC独自の開発によって生み出された異なる直径のポールをつなぎ合わせることができるポールです。
ポールの太さをコントロールすることによってより自由なテントの形、より広い居住空間を確保できるとのこと。
DACのポールについては別記事をご覧ください。
強度と軽さに信頼のある一流のポールを使用しているということですね。テントの生地が丈夫でもポールが折れたり曲がったりしては快適さが損なわれてしまいますので、ポールの強度も生地と同じくこだわっている、ということのようです。
ガイラインの違い
ヒルバーグのこだわりはガイラインにも。なんとオリジナルのガイラインの商標登録をとっています。
とても強くて軽くて水に強い、とのこと。過酷な環境で使われることを想定しているブランドならではのこだわりですね。
その他にもこだわりが沢山
すべて紹介しきれないのですが、快適に過ごすためにはどうしたらいいか、ヒルバーグはドアや通気性、細かいパーツにもこだわりを持っています。それらのこだわりを高い質で叶えるためにどうしても価格が高くなるということが分かりました。
こだわりぬいたテントってかっこいいですよねー、今は手が届かないですがいずれ持ってみたいものです。
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