イケると噂のアカミミガメをとってみる
野で採れるものを食べることに興味がありまして。今までも野草を食べてみたり蛇を食べてみたりしたのですが、予てよりイケるという噂のあったアカミミガメをとってみることに。
個人的に今好きな漫画「僕は君を太らせたい」にもアカミミガメの調理が出てきます。
なお、僕は君を太らせたいについて書いたブログ記事はこちらになります。
今回は写真を載せるとかなり生々しくなってしまうため写真少なめでお送りします。
なお、命を奪うことについては賛否あるかと思いますが、個人的には命を奪うことで生きているのが人なので、と思ってやっています。だって魚がよくて亀がダメな理由がない(はず)
いや、亀が好きな人がいることはわかりますし、その人が読みたくないのもわかります。なので好きな人はここから先読まないようにお願いします。
ミシシッピアカミミガメとは
よく水のある公園で見かける、ミミのあたりが赤い亀。
日本の侵略的外来種ワースト100にも指定されているという外来の亀です。ミドリガメというと分かるかなと思います。
By Lencer – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, Link
(wikipediaより)
網を持って、以前アカミミガメを見かけたことのある水辺へ。
岸の方に泳いできている亀を発見!急いでそこまで駆けよりサッと網ですくってゲット。
簡単にとれたのでもっととれるのではと探してみたものの、警戒心が割と強いようで近寄ったら水の中へ逃げてしまいます。網ですくうとすると柄の長いものを使うのがいいのかなと思います。
ゲットしたものをケースに入れて持ち帰ります。
が、なかなかな臭いが・・不安がよぎります。
アカミミガメを調理
まずは頭を落として絞めます。ペンチで亀のあたまを引き出してって・・亀の首の力すごい!
奥さんにも協力してもらい、一人が頭を引き出して一人が頭を落とします。なお、奥さんはここで命を奪う重みに耐えかねて戦線離脱。協力させてしまってすまんな・・
頭を落としたあとは、亀の甲羅の横の部分を切り、腹を開けます。
それをするための道具がこちらです。
調理道具とは思えませんね。
ノコギリで切れるかと思いましたがこの糸鋸では全然歯が立ちません。
仕方がないのでハンマーで割っていきますがこの作業、かなり疲れます。
生き物の命を奪っているという緊張感とあいまってそうとうヘトヘトに。
甲羅の両脇を割って甲羅を開けます。亀の筋肉はしっかり甲羅についているのでそれを切りつつ開けていきます。
内臓をできるだけ傷つけないように切っていきます。胆嚢は割ってはいけないという知識は「僕は君を太らせたい」原作者の茸本朗さんのブログで得ていたものの、どれがそれなのかどこがなんなのかわからない・・
肺、心臓、大腸、キンカンは分かるけど・・透明な液体が入った袋があったので多分それなのかなと思いそれは切り離しました。
また、大腸はキッチンばさみで切り開いて中を洗いました。大腸の中は結構臭い。当たり前ですが。
甲羅についた筋肉や皮を切って、手足と内臓に切り分けました。
お湯を沸かして、一度手足を入れます。お湯から出して薄皮をむきます。薄皮に臭みがあるんだとか。
皮ごとべろっと剥くこともできましたので、亀の色が見た目的にきつい、という人には皮ごと剥いだ方が食べやすいかもしれません。(そんな人はそもそも亀を食べようとはしない気もしますが)
内臓も一度下ゆでしました。
内臓は煮込みにすることに。ダシを入れてごぼう、ネギ、大根と内臓を入れて酒、みりん、醤油で味付け。
手足は醤油とニンニクにつけて片栗粉をつけて揚げます。
解体から調理終了までおよそ2時間半でした。
アカミミガメを食べる!
まずは手足のからあげを食べてみます。めっちゃうまい!もうこれは鶏肉。
弾力がある食感、旨味もちゃんとあるし臭みはない。
すごいぞ亀。
そして煮込み。こちらはあまり味を感じませんでした。
ごぼうのほうが味がある。うーんこれは下ゆでのせいか?それとも亀の内臓には旨味があまりないのか?
あと、ここの部分、これはなんという臓器かわからないまま入れてしまったのですがこれはまずかった。
大腸はモツの食感でうまかったです。
亀をとって食べた感想
- アカミミガメはうまい。食糧難になったら亀をとろう
- うまいけど解体は大変
- 命をうばうことについて考えさせられる
- 切れ味のいいナイフが欲しい
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2 thoughts on “ミシシッピアカミミガメをとって食べた”
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面白いです
>匿名さん
ありがとうございます!