冬キャンプの湯たんぽでの低温火傷が想像以上に怖いぞ
冬キャンプは寒さとの戦いです。寝るときは寒いと辛いのでみなさんいろいろな対策をしていると思います。
手軽にできる寒さ対策として湯たんぽがあるのですが、この湯たんぽが結構危険だということを知っておかなければいけないのです。
低温火傷の怖さはこちらのブログを読むとよくわかります。
Twitterで見てひええってなりました。
https://ameblo.jp/ichan-camp-blog/entry-12422825605.html
写真が多く、見ていて辛いのですがこうなってしまうのが低温火傷の怖さ。
低温火傷になぜなってしまうのか?
低温火傷については下記リンク先が詳しいです。
抜粋すると
低温火傷とは
低温熱源による熱傷。読んで字の如く、普通ならヤケドしないような低温熱源の長時間の直接接触により発生する熱傷です。
なぜ重症化してしまうのか?
低温熱源に触れた場合は、反射的に手を引っ込めたりすることはなく、そのまま熱源に触れっぱなしになってしまいます。
血流に富む皮膚の表面はある程度冷却されるが、皮下脂肪層は皮膚より冷却されにくい。従って、低温熱源と長時間接触することによる組織の損傷は、皮膚より皮下脂肪層の方で強くなり、皮下脂肪で強い組織変性が起こってしまいます。このことが、低温熱傷における組織の損傷が深くなる所以です。
低温火傷の症状
Ⅰ度:皮膚の表面だけに障害を受ける。 赤くなり、ひりひりした痛み。
Ⅱ度:水ぶくれができる。 (浅いⅡ度)赤くなり、痛い。 (深いⅡ度)赤くなったり、紫色~白くなる。痛くない。
Ⅲ度:皮膚のすべての層に障害を受ける。 黒色、褐色または白色になる。水ぶくれはできず、 痛くない。
なりやすい場所
起こしやすい部位は、かかと、くるぶし、すね等で皮膚の直ぐ下に骨があるところが多い
自覚症状を持ちづらく、長時間熱にあたることにより深くまで損傷してしまう、深くまで損傷してしまうと痛くないためさらに進行してしまう、というのが低温火傷の怖さなんですね。
低温火傷になる条件
国民生活センターによると
皮膚の表面温度と「低温やけど」になるまでの時間は、次のとおりです。
44℃では3時間~ 4時間
46℃では30分~ 1時間
50℃では2分~ 3分
50℃で2、3分というのには驚きました。
最初のリンク先のブログの方は沸騰した湯たんぽを冷まさずに使ったと書いていましたがそれは自分もよくやることです。今まで低温火傷をしなかったのはただのラッキーだったということです。
低温火傷を防止するには?
湯たんぽの温度を下げる、体に伝わる温度を下げる
温度が下がるだけ低温火傷になりにくいということなので、できるだけ冷ました方がいいですね。
手で持って熱いくらいなのは危険です。手で余裕で持てるくらいには下げておきたいですね。
あとは湯たんぽカバーもなるべく厚いものにした方がいいですね。
体に当たらないようにする
本当は最初にシュラフを温めたら外に出すのが万全の対策です。
入れる場合には、足の先とかに入れて常に体に当たらないようにしましょう。(体が大きくてどこにいれても当たってしまうという場合には仕方がないので出しましょう)
低温火傷になってしまったら?
病院にいきましょう!
壊死した組織を切ったり、深部の液を出したりとどうやっても素人には無理な対処が必要なようです。
湯たんぽだけではなく電源サイトでの暖房機器にもご注意を!
今回は自分のつかっている湯たんぽでの話をしましたが、同じことは電気毛布やホットカーペットでも言えます。体にあたる暖房機器は温度と時間に注意が必要です。
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