焚き火台の形と特徴
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焚き火台の形と特徴

焚き火台の形っていろいろありますが、あえて分類するとそれぞれにどんなメリットデメリットがあるのかを整理したいと思います。

 

メッシュ型

  • メリット:軽い・コンパクト・燃焼効率がいい
  • デメリット:風に弱い、耐久性が低い

壁がなく、ステンレスメッシュの火床の上に薪を置いて燃焼させるため、空気が遮断されることなく供給されて燃焼効率が良いのが特徴。

代表的なものとしてユニフレームのファイアスタンドがあります。

(amazonでファイアスタンドの取り扱いが現在なく、類似品の画像です)

デメリットとしては風に弱いこと、灰や燃えさしが落ちやすいこと、五徳がないため調理には不向きなことがあります。

パーゴワークスのニンジャファイアスタンドやDODの秘密のグリルちゃんはステンレスメッシュの上に五徳があり調理もできるように工夫されています。

また、線の細いステンレスメッシュは耐久性が低いため使用しているうちに穴があいてしまったりということがあります。ステンレスメッシュの替えが売られているものを選んだ方がよさそうです。

 

薄板火床型

  • メリット:軽い・コンパクト
  • デメリット:風に弱い

フレームと薄い板状の火床の組み合わせで作られています。

軽量でコンパクトなのがメリット。上の写真のピコグリルは443gです。ステンレスメッシュのものと比べて火床の耐久性が高く、長く使うことができます。

火床を湾曲して設置するため、フラットなものと比較すると多少灰が飛びづらいですが、そうはいっても風は弱点です。

チタンを使った軽量なベルモントのTABIもこのタイプですね。TABIはサイドのプレートで弱点をカバーしています。

 

 

四角錐型

  • メリット:風に強い
  • デメリット:重い

焚き火台のトップランカー、スノーピークの焚き火台に代表される三角錐型。

壁があるため灰や燃えさしが落ちる心配がなく、安心して焚き火をすることができます。

焚き火を料理に使うには五徳となるものを別途用意する必要があります。

ロゴスのピラミッドグリルもこのタイプになりますね。

開いて簡単に設営できるように工夫されています。

板で構成されているため重量は重くなり、2kgを超えるものがほとんどです。

 

横三角柱型

  • メリット:風に強い
  • デメリット:重い

開くだけで焚き火台が出来上がる手軽さと風に強いのがメリット。

薪を横にしていれることになります。薪が切らずに入るサイズ(横40cm)のものを選んだほうが楽でいいですね。

最近発売されたモンベルの焚き火台は二次燃焼の仕組みが取り入れられています。(品切れにつきリンクなし)

 

ディスク型

  • メリット:薪レイアウトがしやすい、耐久性が高い
  • デメリット:風に弱い

中華鍋のような、丸みのある金属板の上で焚き火をするのがこのディスク型。

オープンエアー型に近いのですが、ちょっとした丸みがあります。その分完全フラットなものよりは燃えさしや灰が落ちるリスクは少し減ります。

ただ、やはり壁があるわけではないので風には弱いです。

横に広い(上の画像のコールマンのものは直径45cm)ため感覚として直火に近く炎が美しく見えるのと、薪レイアウトがしやすいのがメリットです。

 

コの字型

  • メリット:風に強い、調理向き
  • デメリット:重い

風防がそのまま焚き火台になったような見た目の形になります。三方の板で風を防ぎつつも薪や炭の追加が簡単に行えるようになっており調理向き。板が反射板の役割も果たしてくれるので焚き火の熱をより一層感じることができるようにもなっています。

上の写真のユニフレーム焚き火グリルの他、小型のものではキャプテンスタッグのカマドもあります。

 

ボックス型

  • メリット:風に強い・コンパクト
  • デメリット:火床が地面に近い

四方を板で囲まれたタイプ。小型のウッドストーブに多いタイプになります。

板で囲まれているためもちろん風には強いです。

四角ではなく、多角形のものもあります。

薪を使った焚き火よりも小枝を拾ってきて折って入れたりといった楽しみ方になります。

簡単に小さく楽しむのが好きな人向けですね。

火床が地面に近くなるためトレーを使うなど地面が焼けないように注意する必要があります。

 

円柱二次燃焼型

  • メリット:二次燃焼が楽しめる、煙が出にくい、風に強い
  • デメリット:折りたたみができない

ソロストーブに代表される二次燃焼の焚き火台がこの形になります。

外の穴から入った空気が二重構造の内側で温められて炎に吹き付けることで無駄なく燃焼するため煙や嫌な匂いがほとんど出ないのが二次燃焼の特徴。

二次燃焼

ソロストーブ公式サイトより引用

 

らせんパネル型

  • メリット:形がきれい、風に強い
  • デメリット:重い

型の名前をどうしていいかわからないんですが、複数枚の板が脚兼壁となる形のことを言いたかったです。

ワンアクションで広がる上の写真のオンウェーのものや、使う枚数によって形が変わるTschum(チャン)の焚き火台のようなものもあります。

 

焚き火台をどう選ぶか

収納サイズ・重さ・調理向きかどうか・小さくやるのか大きくやるのか等焚き火台を選ぶときのポイントがいくつかありますね。

  • 調理をしたい:コの字型、三角錐、横三角柱型
  • 軽量:メッシュ型、薄板火床型
  • 炎をきれいに見たい:ディスク型、らせんパネル型
  • 二次燃焼:円柱二次燃焼型

という感じでしょうか。

デザインだけで決めてしまって後から後悔することもあれば、機能性優先で考えてデザインで物足りなくなることもあります。幸いなことに今はキャンプブームで日々いろいろな焚き火台が開発されていますし、それぞれの商品のレビューもたくさん見ることができます。自分に合ったものを選びたいですね。

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