ブッシュクラフトとは?
キャンプの延長線上で聞くようになる言葉として「ブッシュクラフト」というものがあります。
写真で見ると山の中で木の枝とかを使ってキャンプをしているような感じに見えます。
野山で木とか枝とかを使ってサバイバル的なことをすることがブッシュクラフトっていうのかな、という漠然としたイメージは持てますが、一体なんなのかということがいまいちわからないので調べて考えてみました。
ブッシュクラフトとは(wikipediaより)
ブッシュクラフト(英語:Bushcraft)とは、森林等の自然環境の中における『生活の知恵』の総称とされており、その行為や技術をそう呼ぶ。 サバイバルと行為が似ているが、サバイバルは『状態』、ブッシュクラフトは『手段』、と区別することができる(相馬拓也/JBA代表理事が提唱したもの)。他に、目的で区別した場合、サバイバルは『帰還目的』ブッシュクラフトは『生活目的』と分けることもできる。ブッシュクラフトで実際に生活している人や、趣味としている人、生業にしている人、継続して趣味等でブッシュクラフトを行っている人を、ブッシュクラフターと呼ぶ。
ブッシュ(藪)クラフト(技術)、森林の中で生活するための技術のことをブッシュクラフトと言うようです。
ただ、具体的な手先の技術や道具よりももっと重要な要素があるような気がしています。それについての考えは後述します。
ブッシュクラフトの特徴
ブッシュクラフトについて調べるといくつかの共通した項目がでてきます。
焚き火に関すること
火を熾し、火を利用することはブッシュクラフトの重要な要素です。
火があれば温まることができますし、灯にもなりますし料理もできます。
森林の中で自分の命を安定させる重要な要素が火なんですね。トムハンクス主演のサバイバル映画「キャストアウェイ」でも火を熾せるようになったところが安定のポイントでした。火があると安心感が全然違うんですよね。
ナイフをつかって火口や焚き付けをつくる方法もブッシュクラフトの話の中でよく紹介されますね。
ブッシュクラフトといえばナイフ、というイメージがあります。
シェルターに関すること
雨風から身を守るシェルターはブッシュクラフトでは必須の項目ですね。
タープを使った方法や、木と枝と葉で作るシェルターもよく紹介されています。
先ほどの火に関することと合わせて、暖かいシェルターを作る方法もよく紹介されています。
食に関すること
食べ物や水を確保しなければ生きていくことができません。
野山の中、川など食べられるものに関する知識、また安全な水を手に入れる方法なども必要です。
ブッシュクラフトで個人的に重要だと思うこと
こうして見ていくと、ブッシュクラフト=森林で安全、安心を確保する技術なのかなという感じがしてきます。
ただ、個人的にはもっと広く捉えた方がいいのかなという気がしています。
「野で過ごす」をフルで行いたいのがブッシュクラフトかも
森林などの自然の中でできるだけ一体になりたいというのが現代式のブッシュクラフトなんじゃないかと勝手に思っています。
野で過ごす中で得られる楽しさとか高揚感とかがあって、それを全部できるだけ受け取りたいというのが今ブッシュクラフトをやる意味なのかなと思います。
手先の技術よりも自然の中に入る方法が大切
どうやってポットハンガー(ヤカンを吊るして焚き火にかけるための木の棒でできたハンガー)を作るかとかナイフはどれがいいかとかそういう手先の技術もいいんですが、それよりも前に自然をどう捉えるかということが大切なような気がしています。
食べられる植物はどれか、どの植物がロープとして利用できて、どの虫に気をつけなくてはいけないか、という知識とか、知識を元にしてそれらを見つけるための見方。そういったものを総動員して自分の感覚とか体の普段使っていないところを生かすのが自然の中で遊ぶ楽しさの一つのような気がします。
自然に受け入れてもらう体験も自然で遊ぶ良さの一つ
こういうと病んだ現代人って感じで嫌なんですが、でも自然ってこちらを否定してくることがないですよね。
その中で自由に工夫したり火をつかったり何か食べたり、という体験には楽しさとか癒しとかがある気がしています。
ブッシュクラフトの楽しさとか自分にとっての必要性はそのあたりにあるように思っています。
ブッシュクラフトを解説している本
自然の見方を教えてくれる本「ブッシュクラフト入門」
ブッシュクラフトについていくつか本を読んでいる中で、自分の考えにあったものがありましたのでご紹介します。
amazonのkindleで読める「ブッシュクラフト入門」です。すごく内容が濃い訳ではないのですが、自然の見方とかブッシュクラフトの考え方など丁寧に解説してくれています。
kindle unlimitedで読めるのでそちらのお試しで読むのがオススメです。
簡単なブッシュクラフトの解説書「キャンプでやってみる子どもサバイバル」
こちらは技術的なことも含めての本なのですが、子ども向けなのでかなりわかりやすく解説してあります。
自然遊びをやってみて楽しい、やってみているうちに身につくということに重きをおいた内容になっています。
子ども向けというよりはわかりやすいブッシュクラフトの解説書として楽しく読めました。
エンジョイ野遊びing
自分もかなりまだまだいろいろな知識を身につけなければというところにいるんですが、知らなかったりできなかったりというところから経験でできるようになっていく、今のこの段階が結構楽しいと思っています。
ブッシュクラフトも含め、野遊びをどんどん楽しんでいきたいですね。
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