先日ドッペルギャンガーの大人気テントの耐水圧表記が誤っていたことが判明しました。
http://www.doppelganger-sports.jp/support/announce/kamabokotent/
内容としては、
耐水圧が3,000mmであるのに、ウェブサイトでの表記が5,000mmに、説明書には2,000mmとなっていたとのことです。
買った人、買うのを検討していた人としては5000って聞いてたのに!っていう人もいたかもしれません。
すぐに返品受付もしくはルーフシールドをつけての発送という対応策が出されました。
正直に発表したことと対応策をとったことで信頼性はダウンせずにすんだのではと思います。
ちなみにこの記事ではフライシートの耐水圧について書いています。
でも、耐水圧ってなんだっけ?
そのニュースを見て思いました。
耐水圧ってなんだっけ?と。
この数字が低いと雨の時に水が入ってきそう、という漠然としたイメージだったため調べてみました。
耐水圧とはJIS規格に基づく耐水圧試験によって算出された数値の事です。簡単に言えば「その生地はどのぐらいの水圧に染み出さずに耐えることができるのか」という意味になります。
イメージ通りではありますね、耐水圧の数字が高い方が染み出さずにすむということのようです。
具体的に2000とか5000とかはどういう意味?
原理的には生地の上に筒を置いて水を注ぎ、生地の裏側に水が3滴染み出してきた時の高さが耐水圧の表記ということになります。例えば、耐水圧1500mmとは高さ1メートル50センチの水が生地の上に載せられるまで染み出しませんよという意味です。
数値と雨の関係は目安として500mmぐらいだと小雨、1000mmは通常の雨、1500mmは強い雨となりますので耐水圧が1500mmあれば十分雨に対応できる生地ということになります。
とのこと。ということはカマボコテントの耐水圧は必要充分だということですね。それ以上の状況だと雨が染み出してこないかということよりも周りが湖になっていないか心配になるくらいなんじゃないでしょうか。
耐水圧がめっちゃ高いとどうなるの?
耐水圧は2,000くらいあればよさそう、ということは分かりましたが、数字がめっちゃ高いとどうなるの?
耐水圧が高いデメリット
・通気性が悪く、結露の原因となる
・夏になるとテント内が非常に蒸し暑くなるhinataより
耐水圧が高いと、通気性がわるくなるということのようです。
隙間があると水が染みますからね、隙間がないと耐水圧も高くなりますよね。
天井部にベンチレーターのないカマボコ型では、耐水圧が高すぎるのは結露しやすくなるので決してメリットにはならなそうです。
そこは担当者も迷ったところのようです。
防水コーティングというのは摩擦などによってどんどん薄くなっていきます。カマボコテントは設営するときに防水コーティング面(内側)が地面と擦れやすいため、余裕を持って、耐水圧2600~3000mmを設定することになりました。
その分を計算に入れて、高めの耐水圧2600~3000mmを設定することになりました。DODジャーナルより
ガッテンしていただけましたでしょうか?
ちなみに、同じくトンネル型テントでは
- ロゴスグランベーシックトンネルドームの耐水圧は2,000mm
- コールマンのトンネル2ルームハウスも耐水圧は2,000m
- ノルディスクのレイサは耐水圧3,000mm
でした。
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