子ども=キャンプを喜ぶというのは幻想だった?
うちの子どもを幼稚園時代からずっとキャンプに連れ回していたのですが、ついに聞きたくなかった言葉が・・
「キャンプそんなに好きじゃない」
うおぉ!ショック!
「寒いし」「家の方がいい」とのこと・・
うちの子どもがキャンプを好きじゃない理由
ショックでその時はあまり考えられなかったのですが、落ち着いてきた今、理由を冷静に考えてみることにしました。
理由①遊び相手がいない
同い年もしくは年上の子ども同士で遊ぶのが好きになってきたうちの子。
キャンプではうちの家族だけになってしまうので遊び相手がいないんですよね。
そのくらいの子を持つ人とグルキャンすればいいとは思うものの親側がコミュニケーション下手でグルキャンなんてした日には疲れてしまうため、それもなく・・
親は設営やら調理やら焚き火やらにかかっていて充分に遊べない状態。遊びたい子どもとしてはすごく楽しいとは言えないですよね。
大人がキャンプに夢中になるだけ、子どもにとっては置き去りの時間が増えてしまっていたのではないかと反省。
理由②子どもにとっては自然は必ずしもいいもの、ではない
子どもを自然の中に連れて行けばそれだけで楽しいだろう、と思っていました。だって自分にとって自然はいるだけで楽しい場所だったからです。
ただ、よく考えてみたら子どもにとって価値があることは「刺激のあること」なわけです。
自然が「いつも行かない場所」であればそれは刺激があるので楽しいのですが、たびたびというか休みのたびに自然の中に行っている我が家では自然の中にいるというだけでは刺激にはならなくなっていたんですね。
また、大人である自分たちは普段の生活の場の息苦しさから逃れる喜びがありますし、その中で感じる不便さや不快さも「喜び」につながりますが、子どもにとっては普段の生活の場も自然もそれだけでは価値は同じなんです。価値が同じであればそこで感じる不便さや不快さはそのままでは喜びにはつながっていかないんですね。
理由③キャンプで叱られることが多い
キャンプでは火をつかったりキャンプ道具を使ったりしますが、そこで子どもがちょっと注意をそらしたりふざけたりするとすぐに叱ってしまうことになります。もちろんそこまでガミガミ叱ることはしないんですが、注意はするわけです。そうすると子どもにとってはキャンプ=叱られやすい場所、ということになってしまっていたんです。
子どもが喜んでキャンプについてきてくれるために
対策①遊ぶ時間を作る
子どもとのキャンプでは時短時短でなるべく子どもと遊ぶ時間をとるようにしてはどうかと思っています。
設営がなるべく早く済むテントで、料理も簡単なもので。余った時間で子どもとの特別な時間をつくってやることでキャンプの特別な楽しさを思い出にしていくのが、キャンプを好きになってもらうために重要だったのだと思います。
対策②子どもの楽しいポイントを作る
例えば川遊びのようなものでもいいし、アスレチック遊びでもいいし、焚き火遊びでもいいんですが、子どもが自分から楽しめることを考えて、新鮮な気持ちでその楽しさを味わえる場面を用意する必要があるんだと思います。こちらからやらせるのではなくて子どもが自分で楽しめることというのが難しいところです。
ゆくゆくは自然そのものを主体的に楽しんでくれれば、と思いはするのですがただ連れて行っているだけではその楽しさに気づかないままに飽きて行ってしまうんだなということに気付かされました。
対策③注意されるよりもやってわかってもらう
つい危ないことをしたりすると注意してしまうのですが、そこはぐっとこらえて見ているということが必要なんですよね。いつもそうしようとは思っていながらこらえきれずということも多いので(反省・・)キャンプの時くらいは心がけて見守ろうと思います。
その他:自分のためのソロキャンプの必要性
今までは自分のためのキャンプに子どもを付き合わせていたのではないかという反省をしているところです。
自分のやりたいことをやるキャンプと、子どもと一緒に楽しむキャンプを分ける必要が出てきたということじゃないかと思います。
自分のやりたいことはソロキャンプで時間をかけてじっくりやり、子どもとのキャンプは子どもとの時間を楽しむ、というように両方やっていったらいいのでは、ということでこれからソロ率も上がっていきそうな感じです。
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4 thoughts on “子どもがキャンプを拒否!子どもとのキャンプについて考えた”
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ベストオブベスト!個人的ベストキャンプ道具
今まで買ったものの中で本当に買ってよかったものをまとめた記事です。
お子さんも自立が近いんですね。寂しくなります
>匿名さん
そうなんですよー、いつまでも素直に、というわけにもいかないんですねえ。
こどもイコール自然の中で遊ぶ大好きと思うのは妄想です。
自分が子供のころ、海や山へ行くよりも博物館や科学館のような知的刺激を受ける場所が大好きでした。
そして、ミュージカルやアートに触れる機会を作ってほしかった。
不自由を楽しむ自然の中でぼーっと過ごす快楽は都会の仕事に疲れた大人の遊びです。
ほんとそうですよね、自分とこどもは違うという当たり前のことを忘れていました。