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良い本を読んでアウトドア情報のロマンについて考えた

アウトドア情報のロマンについて

ロマンのある本は気持ちをアウトドアに持っていってくれる

ここのところあまりキャンプに行けておらず、アウトドアのワクワクする気落ちを思い出したくてアウトドア雑誌を読んでみたりアウトドアWEBメディアの文を読んでみたりしても、そこには役に立つ情報や新製品の情報はあるもののワクワクとはちょっと違ったりして。

そこで手に取ったのが堀田貴之さんの本「一人を楽しむソロキャンプのすすめ」でした。

堀田貴之さんはテンマクの「ほ」マークのホットサンドメーカーや、ムササビウイングの生みの親なのです。アウトドアについての文業を生業としていらっしゃるそう。その文章が本当にかっこよくて、アウトドアのワクワクを思い出させてくれるんです。

 

自分の言葉だけでは堀田さんの文章の良さを伝える自信がないので一文紹介したいと思います。

 

 ガソリン・ストーブに火がつくと、立ちあがる炎は自由にうごめいている。

まるで、話しかけてくるかのように「ばっばっばっばっばっばっ!」と大きな音をたてながら燃えるのだ。シンプルな構造を持つこの道具は、ともすれば人間的な側面をもつ。

ガスコンロのように、軍隊の行列を思わせる行儀のいい炎ではない。

そして、この音と炎の躍動は、いくつもの旅を想いださせてくれる。

静寂の森。雲が走る満月の夜。オオカミの遠吠え。吹雪のうなり声。氷点下の朝。

一人を楽しむソロキャンプのすすめ(P100-101)より (オプティマス123Rの紹介)

 

このロマン!お分りいただけたでありましょうか!?

商品のスペックとか使いやすさも大切な情報だけど、どんな気持ちになるのかとかいつどんなところで使うとワクワクするのかとか、どんなところがかっこいいのかとかそういったこともアウトドアの情報として求めているところが大きいのかもしれない、ということを考えたりしました。

この「一人を楽しむソロキャンプのすすめ」と、「バックパッキングのすすめ」の2冊を読んだところです。発行された年はだいぶ違いますが(バックパッキングの本は1997年、ソロキャンプの本は2017年)どちらも同じ精神とロマンが流れています。

これら本をお風呂につかりながらゆったりと読んでいると、ゆったりした時間が流れる野外で自由でかっこいい時間を過ごしているような気分になってきます。

有益な情報というのとはちょっと違う、気持ちをアウトドアに持って行ってくれる本を探していたら堀田さんの本を読んでみるのがいいのでは、と思います。オススメです!

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堀田さんのブログやサイトはいくつかあってオンラインでも文章を読むことができます。

https://hooky.club/

https://blog-hotta.wild1.co.jp/

hill.ne.jp

 

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