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簡易ロケットストーブを自作

一斗缶と煙突パーツで作る簡易ロケットストーブ

うちの子どもが自分用の焚き火遊びグッズが欲しいと言ってきました。

一緒にアウトドア雑誌を見たところ、ロケットストーブがいい様子。

ロケットストーブなら比較的安価で割と簡単に作れるので一緒に作ることに。

そもそもロケットストーブとは?

ロケットストーブとは、断熱された本体の中で燃焼が起きることにより強力な上昇気流を生じさせるストーブのことをいいます。上昇気流が強く起こると出て行く空気が多くなるため、その分入る空気も多くなります。そのため酸素が多く供給されるんですね。そうすると燃焼がより効率よく進み、可燃ガスが無駄なく燃えるというものです。

空気が通る音がロケットのようなのでロケットストーブと言うとか言わないとか。

ロケットストーブの材料

今回作るのはできるだけシンプルなものにします。

他に準備するものとしては

一斗缶はこんなやつです。

ロケットストーブ作りの手順

①一斗缶の底面、側面に穴を開ける

煙突を合わせて丸く線を引き、カットするための線を引きます。

その後、中心をステップドリルで2cmくらい穴あけします。

写真だと4本引いていますが、実際はこの倍切りました。このカットが細かいほど円に近づきます。

切ったら内側に折り込みます。この時素手でやると失血死することになりますので必ず革手袋をしましょう。

次は側面。

底面から半管の煙突をイン、側面にエビ曲がりを出す

この辺から写真撮影を忘れがちになってくるので写真が少なくなります。すみません。

図にするとこんな感じ。

穴に煙突パーツを通すのが結構苦労します。

穴からパーライト流し込み

写真がありませんが、一斗缶の穴からパーライトを流し込みます。

18Lのパーライトでちょうどでした。パーライトの粉が結構舞うのでゴーグルとかマスクとかしてやった方がいいです。

一斗缶に開けた穴が大きいと、そこからパーライトが漏れるので注意です。漏れてしまう場合には耐熱のアルミテープとかを穴のところに貼るなどで対応しましょう。その時に煙突パーツは結構高温になるので、主に一斗缶側にテープを貼るようにした方がいいと思います。

最後に穴のところを蓋して、蓋が開いてしまわないようにビス止めします。

煙突の先端に穴あけ

ロケットストーブを調理に使う場合、煙突の上部がコンロ部分になるため、煙突の上部に穴を開けておかないと空気の逃げ場がなくなってしまいます。

ステップドリルで穴を開けます。

穴を開けたところは金属用の棒ヤスリでバリ取りを確実にしておきます。

完成!&テスト

早速テスト。

木を燃やし始めると早速ゴーっという空気の音。

炎が奥に吸い込まれているのがわかりますでしょうか?

上に火が伸びています。面白い!

そして、煙突の上からは・・煙なし!完全に燃焼しています。

一応成功しました!ただ、実はこれ、断熱が中途半端なんです。本当は煙突の上の方まで断熱するのがいいんです。経費削減でこの形になりました。

あとは、燃焼室であるエビ曲がりの奥行きがないため枝がすぐに地面に落ちてしまいます。

T字パーツをエビ曲がりに接続するといいかと思っています。これは近いうちにやろうと思います。

ロケットストーブ作り楽しい

ロケットストーブ作り楽しかったです。

かけた金額としては3000円程度、時間的には2時間半くらいでした。100均素材とか使って小さく作るともっと安く済むと思います。

課題としては耐久性の問題があります。一斗缶が劣化しやすいのと、燃焼室の煙突もそんなに強いものではないのでそのあたり長く使えるものでもないかなと思います。

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