針葉樹と広葉樹の薪としての性質とその理由
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なぜ針葉樹はよく燃える?タールが多い?針葉樹と広葉樹の薪としての性質とその理由

薪として使う木には大きく分けて2種類、針葉樹と広葉樹があります。

 

針葉樹と広葉樹の違いは?

広葉樹と針葉樹の区別は本来、「葉っぱの形状」ではないんです。

両者の違いなのですが、実は「裸子植物」なのか「被子植物」なのか…の違いです。
と言ったところで、ピンとこないですよね…。
種をつくって子孫を増やす植物を「種子植物」と言いますが、その種子植物は「裸子植物」と「被子植物」に分けられます。裸子植物とはつまり、種子の元になるもの(胚珠(はいしゅ)=受精して種になるもの)がむき出しになっている植物のことで、一方の被子植物とは、種子の元になるものが子房と呼ばれるもので覆われている植物のことを言います。ようは、針葉樹と広葉樹では体のつくりが違うのです。

針葉樹の多くは葉が落ちない常緑ですが、最近フローリング材としても人気の「カラマツ」のように、落葉する針葉樹もあります。
一方、広葉樹の多くは落葉しますが、熱帯などの広葉樹には落葉しないものも多くあります。

http://www.mpl.co.jp/post_78.php「針葉樹と広葉樹」より

針葉樹は葉っぱが細長い針みたいなやつで、広葉樹は葉が広いやつ、という感じでぼんやり覚えていましたが例外があるため厳密にはそれだと間違いだということでした。例えばイチョウは葉が広いですが針葉樹だったりします。

ちなみに横に切った時に年輪がはっきりしているのが針葉樹です。

針葉樹の年輪は、仮道管でできていて、春には勢いよく成長して大きくて太い細胞が生まれ(夏目)、成長が遅い冬には小さく緻密な細胞が作られます(冬目)。

この細胞の大きさの差が年輪となって現れるため、違いがくっきりとわかりやすい年輪になります。

森旅「針葉樹と広葉樹の違いって何?森から木材まで比べてみました」

広葉樹の年輪はものによってはっきりしていたりはっきりしていなかったりだそうです。

 

針葉樹の薪としての特徴

  • 火付きがいい
  • 高温で燃える
  • すぐに燃え尽きる
  • ススやタールがでやすい

針葉樹の代表的な木:スギ・ヒノキ・松など

 

広葉樹の薪としての特徴

  • 火付きが悪い
  • 持ちがいい(長く燃える)
  • ススやタールが出にくい

広葉樹の代表的な木:ナラ・クヌギ・桜など
性質についてはわかっていてもその性質がどこからくるのかは知らなかったため調べてみました。

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なぜ針葉樹は燃えやすいのか?

針葉樹と広葉樹は細胞と組織の成り立ちが異なっています。針葉樹の組織は単純で、大半の樹種は90%以上が仮道管で占められています。仮道管とは、水を根から樹幹を通して葉へ送る通路のことですが、木そのものを支える役目も担っています。細胞の構成は非常に単純で、配列は整然としています。広葉樹の組織構造は複雑で、細胞の種類が多いだけではなく、細胞ごとの機能も分業・専門化しています。水分の通り道は主に道管が、木を支えるのは主に木部繊維が担っています。

MOKUZAI.COMより

一般的に、管が多い針葉樹は空気を多く含みやすいということですね。

また、針葉樹は油を含んでいることが多くその油もあって燃えやすいということのようです。

 

針葉樹は火持ちが悪い?

よく燃えてすぐになくなってしまう印象の針葉樹。

実は、各地で実験が行われている。そのうち信州大学によるものを見ると、重さで比べた場合、火持ちはほとんど変わらないという結果が出ている。おそらく広葉樹材は木質密度が高いので、かさで見れば火持ちがよく感じるのではないか。

薪はやっぱり広葉樹?それとも……(Yahooニュース)

針葉樹は体積比の重さがどうしても軽いのでその分無くなっていく感じがしてしまう、ということのようです。

 

針葉樹はススやタールが多く出る?

これについては確かに多く出るんですが、その理由は実は空気の不足にあるようです。

広葉樹と比べて針葉樹は、油分やリグニンのような、ハイカロリーだけど、完全に燃やそうと空気をより多く必要とする成分が多いということです。

株式会社愛研「針葉樹を主に燃やせる薪ストーブのメリット」より

 

針葉樹と広葉樹のタールの量を比較される場合がありますが、針葉樹と広葉樹のタールの差は微量です。

おのストーブより

なにか成分的なものでススやタールが出ているということではなく、燃やすのに空気が必要だけどその分の酸素がなくて燃えきらないからタールが出やすいということのようです。

 

焚き火に適しているのは針葉樹広葉樹どちら?

焚き火用の薪としての針葉樹のメリットは、すぐ燃えてくれるため取り扱いが簡単なことです。やわらかいので簡単に割れてくれるのもいいところ。

あまり考えなくても燃えてくれますので初心者は焚き火をしやすいかもしれませんね。ただ、匂いや煙が出やすいというデメリットもあります。

一方、焚き火用の薪としての広葉樹は火持がいいので木をくべるのが忙しくない、熾火を楽しむことができる、煙や匂いが比較的出にくいということがあります。デメリットは火付きが悪いので着火に苦労すること、火持がいいのはいいんだけどなかなか終わらないので片付けのタイミングが難しいこと、固いので割るのに苦労することなどがあるかと思います。

結論的には適材適所で、焚き火の場合針葉樹だからダメということもないんじゃないのかなというところです。

 

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お気に入りの薪を見つけてみるのも面白いかも

りんご薪

これは先日買って使ってみたりんごの薪です。

ひどく固いわけではなく、繊維がはっきりしていて割安く、火付きもよかったです。また焚き火料理に使ってみて香りや使いがってについては別でレビューしたいと思いますがいつもと違う薪を探して使い比べてみる楽しさがありました。

木によって焚き火に使うにしても特徴があり、いろいろ試してみたくなりました。

 

 

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